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大きな木

園医をしているある保育園から依頼された原稿です。
〇〇保育園の好きなところは?というテーマでした。
一部付け加えて掲載します。

〇〇保育園の好きなところは園庭に大きな木が植わっているところです。木はいつもいつまでも静かにこどもたちを見守ってくれます。
私の父は植木が好きで庭にはたくさんの木が植わっています。植木市などで苗木を選ぶお供はこどもにとっては退屈なものでした。なんせ苗木にはかぼそい枝しかありません。けれどいつしか木は成長し、春になると花が咲き、葉が生い茂り、実をつけたり、紅葉したり。そこには虫や鳥が集まります。
自宅にもシンボルツリーとしてくぬぎを植えました。狭くて日当たりもあまりよくないところだったのでかわいそうかなと思っていたら、数年かかってやっと日の届くところにまで伸び、それからは枝を大きく広げ、今ではどんぐりがたくさん実るようになりました。
木っていうのは人間よりずーっと長生きをして風の日も雨の日も雪の日もそこに立っている。というのが父からよく聞かされた話です。
宮沢 賢治の 虔十(けんじふ)公園林、という小説をご存じでしょうか。短編なのでぜひ機会があったら読んでみてください。
虔十の人生のたった一つの望みは杉の苗を買ってもらいそこに植えることでした。
そして。。

大きな木はそれぞれのこどもの心に何かを刻んでくれると思います。

5月の臨時休診のお知らせ

5月19日午後は休診します。